曖昧なイメージ、曖昧な直感。曖昧な空気感、曖昧な……。でも、そんな言葉にすることができない“曖昧な何か”で、繋がっていくことがある。今回登場する4アーティストは、正直、音楽的接点など、ほとんど、ない。ただ、その音自体を目の当たりにしたとき立ち現れてくる匂いや色彩に、どこか通底する“何か”を感じ取ってもらえるはず。名古屋の至宝とも呼ばれ、音と音の空白を匠の技とハードコアの魂で聴かせる4人組teasi、♂5:♀11から成るどこまでも陽当たりのいい“てなもんやブラスバンド”三田村管打団?、地に足が付いた浮遊感(何じゃ、それ? でも本当)のある歌声と謎ビートを編み込む異能Ytamoと関西アンダーグラウンドの裏裏番・西川文章によるホアン海、そして、朴訥とした旋律の影で悪意と善意が絡み合うチェンバー・スカ・トリオpopoのブラス部隊・山本信記+江崎將史によるomm-pahというメンツ。それぞれ、この初夏に傑作ニュー・アルバムをリリースし、聴く者の心をゆっくりと鷲掴みしつつある彼らの演奏を、ぜひぜひご堪能あれ!
map & graf presents “Talent Show Go West - release party!!!!”
[ 日時 ] 2006年9月9日(土) 16:30 open/17:00 start

[ 出演 ] teasi 、三田村管打団?、ホアン海、omm-pah(山本信記+江崎將史 from popo)

[ 入場料 ] 事前予約 adv. ¥2,300(w1D) 当日 door. ¥2,500(w1D)

[ ご予約 ] 事前予約はメールのみの受付になります。
お名前、人数、御連絡先を明記の上、gm@graf-d3.com までお送りください。

[ 会場 ] graf media gm (大阪市北区中之島4-1-17 瑛長ビル1F)

[ お問い合わせ ] ・グラフメディア・ジーエム
tel:06-6459-2082 (グラフ代表) fax:06-6459-2083/e-mail:gm@graf-d3.com
・マップ www.mapup.net

【 teasi 】 ・www.teasi.net/

松井一平(唄とギター)、亀山佳津雄 (ドラム)、森下祥子(唄とベース)、山口顕子(ピアノ)から成る4人組。名古屋を中心に2001年活動を始め、亀の速度なれど、確実に前へ前へと進んできた彼ら。2004年、UMMOレコードよりファースト『人間の裸』をリリース。その後、言霊と音と音の隙間に漂う“何か”を自由闊達に手にする技を磨き、2006年6月、map主催のcompare notesより大傑作『壁新聞』を発表。世界中探しても、此処にしか存在しない特別な歌を聴かせる。


【 三田村管打団? 】 ・www.geocities.jp/kumacoopdisc/mkdd/

揃いも揃った総勢16名のブラスバンド、うち、見目麗しきレディースがこれまた11名。今は亡き希代のトロンボーン奏者大原裕率いるブラスバンドLIVE! LAUGH!の若手精鋭を骨格とし、その後、増殖・進化を繰り返し今に至る。最高の笑みと小気味のいいブロウを引っ提げ練り歩く姿は、まさに天上の楽団とも言える。2006年7月、compare notesよりファースト・アルバム『!』をリリースし、ブラスバンド・ファンのみならず、多くの通人の耳を潤した。まずは、聴け、笑え、そして踊れ!


【 ホアン海 】 ・www.ytamo.com

オールタイチとのウリチパン郡はもとより、ソロとして、どこかCANやディス・ヒートを思い起こさせる濃密な空気と特別な歌声を聴かせる、関西新世代の異能・Ytamo。そして、人肌アヴァン・ポップ・バンドかきつばたを牽引しつつ、稲田誠率いるブラジルの頭脳、そしてティム・オリーブらと静謐な電子系作品も発表している西川文章。この、“どこのものとも知れぬ”2つの才が饒舌なレイヤーで重なり合うのが、ホアン海。音楽の凄みと歓びの両方を同時に聴かせること必至!


【 omm-pah(山本信記+江崎將史 from popo) 】 ・popokibito.exblog.jp/

2本のトランペットとオルガン……そんなシンプルな構成で、極上の美メロを丁寧に奏でるチェンバー・スカ・トリオpopo。最新作『kibito』(compare notes)は、多くのミュージシャンたちに“こんなやり方があったのか!”と羨望と嫉妬のまなざしを浴びた逸品。今回は、オルガンの喜多村朋太抜きの、トランペット(&リコーダー)部隊・山本くんと江崎くんで登場。元々、アンダーグラウンド・ジャズ界では知る人ぞ知る存在のこの2人が編み出すサウンドは? 如何に!